織物を織る音

カッタンカッタン
織物を織る音が聞こえてくる静かな山間
仕事途中で聞こえてくる織物を織る音
つい気になって工場の中へ


そこは創業100年になる織物工場
今のご主人で4代目
早速
何を織っているのか聞くと
神社で売っているお守り袋
群馬だけでなく
京都奈良など全国の神社のお守り袋を織っているとのこと

天井に届くほどの大きな機械

その機械も時代物
供給される部品もすでに無く
壊れたらそこで仕事は終わり
ご主人の話では
このような個人経営の織物工場も最盛期の十分の一とか
しかも後継ぎは無く
この工場も
ご主人の代で終わりとのこと
なんとも寂しい限り
桐生の織物も後10年でほとんど影をひそめ
その後
すべてのお守り袋は海外ものに取って代わってしまう?
お守り袋も時代と共に変化して想像できないような袋に変化するかも?
約50年前
京都の西陣へ行った時も桐生のように町のあちこちから織物を織る音が聞こえたもの
その西陣も最近は織物を織る音がめっきり少なくなったと聞く
西の西陣
東の桐生
ともに織物を織る音は遠のき
聞こえてくるのは風の音のみ
工場の外へ出ると吹く風が冷たい

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